from 8月の真ん中

ぽつぽつ書き連ねています

チョコパイ?…こいつはチッパイだよ

子供の頃は不思議だった。

大人は何故水を買うのだろう?
水なんて蛇口をひねれば出てくるのに。

大人は何で学生に戻りたがるのだろう。
大人の方が絶対楽しそうなのに。

お父さん、お母さん。そんな私も世間から見れば大人になりました。
水、買っちゃいます。
学生、戻りたいです。

はい。


そんな私が未だ共有できない価値観の1つといえばお菓子でしょうね。

子供の頃から自分の親がお菓子を食べている姿って、あまり見たことがありませんでした。
だから大人になったら、お菓子を食べなくなるのかなーなんて思ったし。言われもしましたけど…。

いやいやいや、嘘じゃん

そんな自分はまだまだキッズなのでしょう。両親の背中は遠い。


さて、先日もお菓子を買いに最寄りのスーパーまで言ったのですが(厳密に言えば夕飯の買い出し)
久しぶりにチョコパイという文字を目にして、口中は完璧にチョコパイモードに。

そのまま商品を陳列棚から取り、エンゼルパイではないか確認し
余裕の表情で買い物カゴに入れてレジへ向かう。

それから夕飯を済ませた後、テレビ番組を見ながら今日買ったチョコパイの存在を思い出し、テーブルに広げ懐かしの旧友とご対面。
軽いスキンシップを済ませながらも若干の違和感を覚えつつ、いざ開封。


「お前…変わったな」

人より先にお菓子に言う事が先になるなんてガッカリだよ。
そうかな?みたいな顔をしている君は、なんだか随分丸くなったな。


くれぐれも、お前が大きくなっただけだろ。とか中学から別々の高校に進学して、高校から帰宅途中の電車の中で久々にあった友人のようなセリフは言わないでくれ。


あぁ、変わってしまったのはチョコパイか私か、はたまた2人ともか。
そんな夏目前の今日。